【訃報】森光子現在 2012

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【訃報】森光子現在 2012　[芸能] [編集]

【訃報】森光子現在 2012
俳優の森光子さん死去

また、昭和の大スターがいなくなってしまいました。

舞台「放浪記」に2017回主演し、国民栄誉賞を受けた女優の
森光子（本名村上美津〈むらかみ・みつ〉）さんが10日、肺炎に
よる心不全で亡くなりました。

92歳でした。親族で14日、密葬が営まれたそうです。
本葬は未定とのこと。

京都市生まれ。
いとこの嵐寛寿郎の縁で14歳で映画に初出演。

1941年に歌手を目指して上京、東海林太郎らの歌謡ショーの
前座を務めました。

戦時中は軍慰問団に動員され、中国などへ。
戦後は結核を患ったが52年に復帰、喜劇女優として関西で活躍。

58年に東宝の重役、菊田一夫に見いだされ、再び上京。
61年に林芙美子原作、菊田作・演出「放浪記」の主役の芙美子役
に抜擢され、リアルで彫りの深い演技が高く評価されました。

舞台は大ヒット、90年には、単独主演舞台の最多記録をうち立て
ました。

2年前、『放浪記』の公演が、森光子の体調に配慮して中止され
ましたが、その頃から体調は、あまり良くなかったのでしょうか?

ほかにも、女座長として、芸術座（東京）を拠点に「おもろい女」
「雪まろげ」など、東宝商業演劇を支えました。

テレビではホームドラマに「お母さん」役で数多く出演。
70年に始まった「時間ですよ」（TBS系）はしっかりもので気が利く
銭湯のおかみさんを演じ、高視聴率を記録。

森光子＝おかあさん　のイメージが強いです。
いつもニコニコしていて、優しいおかあさんでした。

持ち前の明るさと機知で「3時のあなた」（フジテレビ系）や
NHK「紅白歌合戦」で司会も務めました。

映画は100本近く出演し、「喜劇駅前温泉」「映画女優」などが
代表作。

1961年　「放浪記」　芸術祭文部大臣賞
1991年　都民文化栄誉章
1998年　文化功労者
2005年　文化勲章と朝日舞台芸術賞特別賞俳優生活70周年
2009年　国民栄誉賞

2010年の帝国劇場「新春人生革命」が最後の舞台。
同年予定していた「放浪記」を中止。

栄養管理のため今年9月から入院し、今月10日、静かに息を
ひきとったそうです。

長い間、お疲れ様でした。ありがとうございました。

ご冥福をお祈り申し上げます。